光触媒の分野では現在酸化チタンを用いたものがもっともポピュラーです。酸化チタンも活性酸素を発生させることにより効力を作り出していますが、増感色素を用いることで次のような特徴があります。

・可視光線　400nm～800nm を使う

・増感色素は食品添加物の有機顔料が主原料なので無害

・高等生物有核多細胞体の細胞膜は破壊しない

・下等生物無核単細胞体の細胞膜は破壊する

・好気性微生物の繁殖を促す

・植物メダカミジンコなどの発芽発育を促進する

・単細胞細菌、ウイルスを殺傷する

・殺菌消臭防カビの効果がある  

こうした特徴から当社では一重項酸素のメリットを生かした様々な応用分野を提案してきました。

・コスト安
・施工時の労働安全対策が軽微
・用途は広く、選択的機能を持つ
・水質土壌大気の環境浄化
・新型ウイルス対応商品
・患者負荷の少ない医療機器
・化学薬品を使わない日用品
・合成洗剤を必要としないスポンジ
・農薬や抗性物質を使わない農業・水産業の構築 

　光と色素の光化学反応技術は地球そのものである土・水・空気をきれいに取り戻す一つの技術として、依然増え続ける有害化学物質や病原菌の撲滅のために、省エネルギー且つ低コストの方法であり、二次公害を発生させない技術として期待されています。